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学園概要
学園長あいさつ
現在、わが国では急速に進む人口減少・少子高齢化やグローバル化の進展に加え、人工知能(AI)やIoTの発展、「society 5.0」の到来や持続可能な開発目標「SDGs」など、社会情勢が大きく変わる中、教育が担う役割はますます大きくなると言われています。未来を担う子どもたち一人ひとりが、この変化の激しい社会を生き抜いていくためには、主体的に地域にかかわる体験を重ねていく中で、たくましく生き抜く力や知識・技能を習得し、人間ならではの感性に基づいた思考力・判断力・表現力を身につけることが必要となります。
本校は、平成23年4月に施設一体型の小中一貫教育校として開校し、9年間を見通した小中一貫教育に取り組んでいます。小学1年生の段階で15歳の姿を想像できることは、成長において価値あることです。また異学年交流も積極的に実施しています。例えば、中学生が小学1年生に接することは、丁寧に優しく伝えることに大切さを学ぶのと同時に、必要とされている自分を認識できます。また、学校という社会での自分の存在価値を見出せることは自信にもつながるでしょう。小学5年生になると制服を着て中学校舎へ移動し、中学校の専科教員による授業も増えます。そのため全国的な課題である中1ギャップもありませんし、9カ年の長期計画で学力をつけることも可能です。
恵まれた支援、人の優しさなどの豊かな環境を背景に児童生徒たちは落ち着いて学園生活を満喫しています。「こんな子どもに育てたい」という理想を実感できる大変恵まれた環境だと思います。われわれ教職員も梼原こども園や梼原高校との連携を大切に、情熱をもって生きる力を育む教育に取り組んでいます。
梼原学園校長 中越 英二